コッコ祭りで体感した、音と自然、そして「本物」の価値
- YAHATA

- 2025年12月22日
- 読了時間: 4分
更新日:1月3日

先日、ロゴデザインなどでサポートさせていただいている山梨県西湖湖畔の「コッコ祭り」にお誘いいただき、ブランド体験として参加してきました。
「音と自然に包まれて、夢中で遊べる“ひみつきち”空間」
そんなコンセプトの通り、世界文化遺産でもある西湖湖畔でジビエ料理を味わったり、西湖でつくられているクラフトビールをいただいたり、たくさんのキャンドルを眺めながらチルアウトしたり、和太鼓の演奏を鑑賞したり、焚き火を囲みながら花火を楽しんだりしました。
大人も子どもも自然の中で思いきり過ごせる、非常に内容の充実したお祭りでした。
その中でも特に心を強く揺さぶられたのが、縄文人のような暮らしを実践する大工さん、雨宮国広さん、通称「縄文さん」のドキュメンタリー映画でした。
私が拝見したのは本編映画『みんなのふね』のダイジェスト版でした。
ここ最近で最も強い印象を受けた映像作品のひとつと言っても過言ではありません。
なぜならそれがまぎれもなく「本物」だったからです。
縄文さんは石斧で樹齢250年の杉を18日かけて切り倒し、全国47都道府県の子どもたちやキャンパーとともに、同じく石斧を使い、3年かけて10メートルの丸木舟をつくりあげました。
巨木が少しずつ丸木舟へと姿を変えていく過程は、まさに圧巻でした。
そして完成したその舟で139日かけて瀬戸内海を一周しました。
次は7年で日本一周、その次は5年で世界一周を目指しているそうです。
さらにその先には250年かけて、すべての生き物が楽しく、仲良く、面白く暮らせる「地球船」をつくるという壮大なビジョンが描かれていました。
強く心を動かされ、本編映画もその場で購入しました。
映画の予告編は以下になります。
興味のある方は是非ご覧ください。

そして翌日、コッコ祭り2日目は縄文さんとともに西湖湖畔のゴミ拾いから始まりました。
一見するときれいな印象のある西湖ですが、よく見てみると意外とゴミは落ちています。
そんな中、縄文さんがゴミの中に混ざっていた鹿のフンを手に取り、「これは宝物なんです。どうしてかというと森の栄養になるから」と話してくれました。
一方で人間が出すゴミの多くは森の栄養にはなりません。
特にプラスチックは分解されず、マイクロプラスチックとなり、有害物質を吸着し、魚や動物を介して最終的には人間の体にも取り込まれてしまいます。
縄文さんの取り組みは自然と「脱プラ」とも深くつながっているのだと、改めて実感しました。
正直なところ私は日頃から積極的にゴミ拾いをするような、とても立派な人間ではありません。
だからこそさまざまな気づきと反省がありました。
大学院時代に脱プラについて縄文さんと、もっとじっくり話す機会があったらよかったなとも感じました。
その後はスパイスカレーを味わったり、モルック大会に参加したりしました。
南インドスパイス料理「カリアムドゥ」のジンジャーポークキーマカレーは、印象に残るおいしさでした。
最近は忙しさに追われ睡眠時間も削られ、少し人間らしい感覚を見失いかけていましたが、この二日間を通して心をリセットすることができました。
コッコ祭りの感想を一言で表すなら「大人が、子どもを連れて行きたくなるお祭り」です。
「遊ぶ・食べる・作る・見る・泊まる」という五つの体験を通して、自然の中での時間を立体的に味わえるよう設計されています。
「遊ぶ」では、焚き火やモルック、湖畔でのアクティビティなど、子どもも大人も一緒になって身体を動かしながら自然と向き合う時間があります。
「食べる」では、ジビエ料理や地元食材を使ったフード、西湖でつくられているクラフトビールなど、土地の恵みを五感で味わう体験が用意されています。
「作る」では、キャンドルや自然素材を使ったクラフトなど、手を動かしながら自然とつながるワークショップが開催されています。
「見る」では、和太鼓やライブパフォーマンス、キャンドルや花火といった演出を通して、音と光に包まれる非日常の時間を楽しむことができます。
そして「泊まる」では、湖畔の宿泊施設に滞在しながら、祭りの余韻ごと自然の中で過ごすことができるのも、このお祭りならではの魅力だと感じました。
ワクワクもやさしさもおいしさも、すべてが詰まった本当に素敵なお祭りでした。
来年は娘と息子も連れて、またこの場所を訪れたいと思います。














