大学教授や実務家など、様々なブランド構築のスペシャリストが所属するブランド・マネージャー認定協会主催の、ブランディング事例コンテスト2023にて、最優秀賞&グランプリを受賞することができました!
審査員のみの事前審査、当日の参加者投票(オンラインも含む)と両方で評価をいただきW受賞となりました。
正直、準グランプリを受賞されたリクルートの「Air」ブランドの10年に及ぶ取り組み事例がとても素晴らしかったので、大賞は難しいと思っていましたが、多くの方に支持をいただけたことに感謝の思いでいっぱいです。
これによって前人未到の3度目のブランディング大賞受賞となったことは、本当に感無量です。
日々ご指導いただいている人生の恩師、そしてクリエイティブの恩師に深く御礼申し上げます。
今回受賞した事例は、東京神田にある私立男子高校「正則学園高等学校」。 少子化の影響を受け、やむを得ず共学にシフトする男子校が増える中、正則学園高等学校は、男子校だからこその教育環境を活かすことに注力した。勉強が苦手だったり学校になじめなかったりする生徒が、安心して通える楽しい学校づくりに取り組んだ結果、入学者数は約30年ぶりに定員の250 名を超え、売上は2億円アップを達成するなど、様々な成果を生み出しました。
審査員にはブランド戦略論の大家、田中洋先生(中央大学 名誉教授)や、外資系の広告代理店JWトンプソンで、キットカットやハーゲンダッツのブランディングたずさわられていた小池玲子先生など、尊敬する先生方が参加しております。
後援には、経済産業省関東経済局、特許庁、中小企業庁が参画。 審査員の声を一部ご紹介いたします。
田中 洋(中央大学 名誉教授)
「男子校のブランディングは考えたことがなかった。男子校は(生き残りをかけて)、共学化したり、系列化することで対策することが考えられるが、ブランディングという手法で問題解決し、結果を出していることが評価できる。あらためてブランディングの力を感じることができた。」
長崎秀俊(目白大学 教授)
「差別化とブランディングが難しいサービス業、しかも学校のブランドに挑んだ良い事例。コンセプトを「花男子」としたコンセプトはエッジが効いており独自性が際立っていた。私も学校に所属していて新しいことができない環境であることは分かっているからこそ称賛に値する。」
八塩 圭子(東洋学園大学 教授)
「男子校のポジショニングが難しい時代ですが、ブランディングによって、保護者や生徒から支持されているところ、そして、生徒たちが生き生きとしている姿を見て感動しました。」
小池玲子(クリエイティブハウスR-3 代表)
「ブランドで日本を元気に」にぴったりのブランディングですね!これはひとえに若者の心をしっかり分析し、「男らしく」ではなく「自分らしく」というブランドステートメントを立ち上げ、それに沿って、斬新な企画、完成度の高い表現をブレずに作り上げた結果だと思います。全ての部分をきっちり仕上げ息を抜いていない。素晴らしいチームワークですね。
トロフィーを持っているのは正則学園の飯田先生です。
「ブランディングのブの字も分からず苦労も多かったですけどその苦労が報われた気がします」
との一言にグッと込み上げてくるものがありました。
飯田先生をはじめ正則学園の先生方と、プロデューサーでありコピーライターの佐藤大輔さんの熱意と覚悟があってこその受賞でした。
そしてプロジェクトチームの針谷誠児さん、長田敏希さん、中根茂雄さん、田中啓子さん、高桑正義さん、北川礼生さん、弊社デザイナー小林正人、嶋田淳一など最高のメンバーのおかげです。
このような機会を与えてくださった審査員の皆様、ブランド・マネージャー認定協会の皆様、プレゼンターの皆様、応援に駆けつけてくださった方、投票いただいた方、エールを送ってくれた皆様に心より御礼申し上げます。
そして、正則学園の先生方、保護者・生徒の皆様方に、この賞を捧げたいと思います。
第11回 公開シンポジウム
プレゼンで好評をいただいた学校紹介動画も是非ご覧ください。
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