「何歳になっても学んでいたい」
これは、私の偽らざる思い。
今回弊社では、問題発見力を鍛え、クリエイティブな発想力を養う学びの場「Schola-hotchkiss(スコラホッチキス)」の、水口克夫さんと笠井成樹さんを講師にお迎えし、リアル企業研修を二日間かけて行っていただきました。
場所はHotchkiss本社、素敵なオフィスです。
学ぶことには感動があるし、発見があるし、成長があるし、生きてる喜びがあります。
最近はオンラインで気軽に学べる分、学びの場はひろがっていますが、やっぱりリアルっていいなぁと思いました。
Schola-hotchkissの企業研修について、すこしくわしくお話したいと思います。
あまり構えないで参加してほしいと思っていたので、社員たちには、当日の内容は概要しか知らされていません(笑)
Schola-hotchkissには5つのグランドルールがあります。
例えば、
・場に心理的安全性があると想像力が出せる。
・正解を探すのではなく「最適解」を仲間と探究する。
・話す量が完全な均等である必要はないが、仲間の考えを引出す。
など。
発言しやすい空気がつくられるのは、まさしくこのグランドルールのおかげ。
また、問題発見の思考のプロセスが、フレームワークとなっていて、誰でも取り組みやすくなっています。
さらには、45の視点カードを使い、視点を広げ、発想を拡散させるのも、Schola-hotchkissの醍醐味。
ロジカルシンキングではたどりつけない、クリエイティブな思考が生まれていきます。
「考えることが楽しくなるカード」と言えます。
「宇宙人視点で掘る」
「大企業のCEOになりきってみる」
さまざまな視点がカードから提示され、自分の狭い固定観念から解放され、新しい発想が生まれていきます。
水口さんは、電通、シンガタを経て、ソフトバンク、BOSS、真田丸、バザールでござーるなど、数々の名広告を生み出してきたキャリア感、威圧感を微塵も感じさせない、いつもやさしくあたたかい眼差しが印象的。
笠井さん(以下シゲさん)の名ファシリテーションで、参加者の隠れた魅力や才能が引き出されてきます。
どんな日陰も瞬時に明るくしてしまう、アシスタントディレクターの荒井は、陰の立役者。
普段は事務的な仕事が多いけど、積極的な発言が目立ちます。
人事・経理のももは、シゲさんから「天才」と言われ、持っていた発想力がどんどん発揮されていく。
デザイナーの嶋田は、水口さんから「ファシリテーションを勉強したほうがいい。資質がある。」とアドバイスを受け、新たな一面を発揮していく。
普段は、比較的物静かなデザイナーの小林も、何かから解放されたかのように積極的な発言をしていく。
コロナ禍がはじまってから、弊社ではずっと完全テレワークを推進していたので、こうしてリアルに対面し、ディスカッションするのは久しぶりでした。
企業研修を進める中で、いつのまにか忘れていた感覚があったのだ、ということに気づかされました。
それは「人の熱量」です。
最高の講師陣から受ける「熱」。
社員間に飛び交う「熱」。
ディスカッションは、熱と熱が混ざり合って、グルーブ感を持って、自然と盛り上がっていきます。
今回の研修後の、社内の変貌ぶりが忘れられません。
まるで、コロナ禍が生んだ氷が溶けたかのように、融和していく社内の雰囲気。
互いの信頼感が生まれ、積極的な思考が育まれ、考えることをみんなが楽しんでいる。
研修後に行った社内ミーティングは、まるで会社が生まれ変わったかのような、クリエイティブな発想に満ちたものになりました。
水口さん、笠井さんには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
「問題解決力」だけではなく、「問題発見力」をもったクリエイティブな会社に進化するために、もっともっとこのお二人に学んでいきたい気持ちでいっぱいです。
Schola-hotchkiss(スコラホッチキス)とは?
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水口 克夫
金沢美術工芸大学を卒業後、電通入社。2012年、Hotchkissを設立。ADC賞、カンヌ国際広告祭、アジア太平洋広告祭ベストアートディレクションなど受賞歴多数。2017、18、19年度グッドデザイン賞審査委員。著書には、『アートディレクションの型〜デザインを伝わるものにする30のルール〜』(誠文堂新光社)。金沢美術工芸大学客員教授。
笠井 成樹
ハーバード⼤学マーシャル・ガンツ博⼠のメソッド「コミュニティ・オーガナイジング」の専⾨家、慶應義塾⼤学SFC研究所 所員(2014-2018)、NPO法⼈ソーシャルプロデューサーズ代表。
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