こんにちわ。朗報です!
日本パッケージデザイン大賞2021 で「不屈のねぎBOX」が「輸送ケース部門」で入選いたしました!
クラウドファンディングにご協力いただいた皆様、関係者の皆様、南三陸ねぎを応援いただいている皆様、そして、何よりも日々、災害や天候と戦い、おいしいねぎを育てられているねぎ農家さんに深く感謝申し上げます。
入選作品は、2021年春刊行予定の『年鑑日本のパッケージデザイン 2021』に収録されます。
立派な本に掲載いただけるということでまた、一つ「南三陸ねぎ」の認知が広げられることに喜びでいっぱいです。
また、一歩一歩、応援の輪を広げていきます!
以下南三陸ねぎこと「不屈のねぎ」とパッケージについてご紹介します。
メッセージ性を持たせたパッケージデザイン
東日本大震災の津波被害から、不屈のおもいで立ち上がる農家と、塩害に負けないで育つねぎ。
そんなストーリーを持つ南三陸ねぎを「不屈のねぎ」と名付け、「NEVERGIVEUP」をキャッチフレーズとしました。
NE-ver、GI-veupの頭文字は「NEGI」(ねぎ)を表現しています。
パッケージ全面に「NEVER GIVE UP」のタイポグラフィーをシンプルに配置したデザインにすることで、革新性とメッセージ性を高めました。
農家の「不屈のストーリー」を伝えると同時に、様々な困難に立ち向かう生活者に「負けないキモチ」を届けることを目的とする応援ブランドを志向しました。
形状はポスターなどを運搬するために使用されている三角柱型を採用し、南三陸の「三」を表現するとともに、傷つきやすい生鮮食品を守るため、耐久性の高さを重視した形状にしました。
ギフト利用も想定し、ねぎ以外の商品を同梱し、セット販売を可能にするサイズ感となっています。
「不屈のねぎBOX」が900mmの長さである理由
「不屈のねぎBOX」は、栄養たっぷりの葉身(緑の部分)を残したまま出荷するために、意図的に大きめの寸法設計となっています。
長ねぎの葉身には、カロテン・カルシウム、抗酸化作用のあるセレンなど栄養がたっぷり詰まっており、中でも、葉身の中には「ヌル」と呼ばれる液体があり、最新研究によって、免疫力活性化作用が見出されています(農業・食品産業技術総合研究機構「ネギの免疫活性化作用」より)。
しかし、JAの流通では、ねぎの出荷時の長さの規定があり、葉身の大部分はカットされてしまうのです。
また、栄養のあるヌルもカットの過程で捨てられてしまう・・・
カットされた大量の葉身は産業廃棄物となり、農家にとって廃棄の手間が増えるばかりでなく、フードロスにもつながっていて、葉身を残したまま出荷することで、農家の出荷時の加工工数を減らし、同時にフードロスも解消。
より栄養のある状態で出荷することで、付加価値の高いねぎを消費者に提供することができるようになりました。
南三陸ねぎ応援プロジェクトとは
東北復興支援のプロジェクトです。
南三陸で農業ボランティアを体験しているうちに、南三陸が大好きになってしまったメンバーとその想いに共感してくれたメンバーで設立。
メンバーはクリエイティブ系の仕事に携わりながら、すべてボランティアで活動しております。
東日本大震災で甚大なる津波被害にあった宮城県の最北端気仙沼市と南三陸町。
この二つの地域では震災後、復旧農地を活用し長ねぎの栽培が進んでいます。
この両市町で生産されているねぎの総称が「南三陸ねぎ」なのです。
<STAFF>
クリエイティブディレクター&コピーライター 安田健一(株式会社 桜)
アートディレクター&デザイナー 八幡清信(株式会社 OICHOC)
プリンティングディレクター 松田和也(株式会社 PLANK)
プロデューサー 中根茂雄(株式会社 先駆)
南三陸ねぎ応援プロジェクト一同
では、またの配信をお楽しみに。