こんにちわ、荒井です。
先日の能楽堂でのスチール&動画撮影。
新しい日本発のブランドが産声を上げます。
今回撮影自体は私は参加できなかったのですが、撮影は、準備が9割!ということで前日まで事前準備を行い、当日を迎えました。
能楽堂・・・能・・・の知識が皆無だった私は色々勉強になりました。
日本文化の代表といえば・・・
歌舞伎、茶道、能、相撲、などがあります。
歌舞伎も相撲も観に行ったことはあるのですが(茶道は学生時代授業で笑)
能は初めて縁するものでした。
装束を着てお面 をつけて華やかに舞う。
日本の伝統的な舞台演劇のひとつで室町時代に完成した伝統芸能の一つだそうです。
撮影許可をとるべく、今回越谷市にある能楽堂に問い合わせました。
すると様々な注意事項がありました。
能舞台はとても神聖なものであり、能舞台には絶対に土足では上ってはいけません。
舞台に上がる際は必ず綿の白足袋を履きます。(ポリ素材や靴下式足袋もNGです。)
白は有ってないこと、「無」を意味するそうで、履いていないのと同じとみなすそうです。
また、撮影の際は機材が様々ありますが(三脚・照明等)直置きは禁止となります。
必ず養生しなくてはなりません。
その養生も、赤い毛氈(もうせん)を敷かなくてはなりません。
(赤い毛氈はお雛様の下に敷いてあるようなものと言ったらわかりやすいでしょうか)
こちらを貸していただきました。
その他、皮脂等がつくので「柱」・「床」に直接手を触れることも禁止となっています。
能舞台は神聖な場所。
また、古い建物でもあるため大切に大切に扱われています。
ちなみに日本には能舞台が約80箇所ほどあるそうですが、舞台の背景には、必ず松の絵が描かれています。
この松には、モデルとなった木があり、春日大社の「影向の松」という松だそうです。
現在は切り株になってしまっているようですが・・・
この松の絵は能舞台の命とされ、同じ松の絵は2つと無いそうなので、能楽堂に行かれたら是非チェックしてみてくださいね。
いつもとは違う緊張感に満ちた能舞台での撮影でしたが、モデル&撮影スタッフはワクワクが止まらなかったようです。
前日までドタバタでしたが、私たちを信じ、撮影依頼してくださったクライアント様に
「やっぱりプロにお願いしてよかったー!」
と喜んでいただけるよう
1枚1枚のカットにクリエイター、撮影スタッフ一同挑んでいます!
完成が楽しみです!
またこちらでご報告したいと思います!
お楽しみに。
Commentaires